2005年10月29日

「明るさ」と「コントラスト」とは? その2

 Image Analyzer (英語版)というフリーソフトは、「明るさ」「コントラスト」の調整が、Pixia のようにトーンカーブで表示されますので、その内容を知ることができます。今までに説明してきた Dibas のトーンカーブパターンとも違いますし、Pixia のトーンカーブパターンとも違います。
以下に、トーンカーブを示しながら説明します。(グレーの山型グラフはヒストグラムです。)

bc005.jpg 
 「明るさ」(Brightness)を40に明るく設定すると、ハイライト部は固定されたまま、シャドウ部が明るくなります。白トビも黒ツブレも起こりません。但し、コントラストは低下します。

bc006.jpg
 「明るさ」を暗く設定すると、シャドウ部は固定されたまま、ハイライト部の明るさが減少します。白トビも黒ツブレも起こりませんが、コントラストは低下します。
Image Analyzer の「明るさ」の調整では、白トビ、黒ツブレは起こりません。



 次に、「ガンマ補正」のトーンカーブを見せます。Pixia の「明るさ」のトーンカーブと同じです。
bc009.jpg
 ガンマ補正の場合は、ハイライト部もシャドウ部も固定されているので、白トビも黒ツブレも起きません。「明るさ」を調整するのに、上のようなトーンカーブを使うのが良いのか、ガンマ補正を使うのが良いのか分かりませんが、今後、色々な画像でテストして見ます。この2種類のトーンカーブのパターンは「トーンカーブ」で「明るさ」を調整するのに参考になると思います。
bc010.jpg

 次に「コントラスト」の「トーンカーブ」を見てみましょう。

bc007.jpg
 「コントラスト」を強くすると、標準的なS字型カーブになります。Pixia の「コントラスト」トーンカーブと同じです。

bc008.jpg
 「コントラスト」を弱くすると、一般的には、逆S字型カーブが適用されることが多いのですが、このソフトでは、ハイライト部が下がり、シャドウ部が上がることによって、トーンカーブの勾配が寝ています。これも、どちらが良いのか検証したいと思っています。


 以上で、「明るさ」「コントラスト」と言っても、色々あることが分かったと思います。
この講座で紹介するソフトでは、ViX, JTrim, Irfan の「明るさ」「コントラスト」は、微調整の場合は使用しても良いが、過度の調整は問題があると言えそうです。
Pixia の「明るさ」は「ガンマ補正」で、「コントラスト」はS字型カーブですから、問題なく使えます。

 また、「トーンカーブ」を使いこなして、「明るさ」「コントラスト」を調整できるようになれば画像レタッチも一人前になったと言えるのではないでしょうか。
今回の講座で紹介するソフトの中では、Pixia だけがトーンカーブを持っていますので、練習できます。

 なお、Image Analyzer などの画像レタッチフリーソフトは、講座終了後も順次、ホームページ、メルマガで紹介してゆく予定です。



 
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2005年10月28日

「明るさ」「コントラスト」とは? その1

 ViX で「明るさ」「コントラスト」で調整し、この「明るさ」「コントラスト」は Dibas というフリーソフトの「明るさ」「コントラスト」と同じようなものですよ、同じ「トーンカーブ」のパターンを適用していますと説明しました。JTrim,Irfan も同じような「明るさ」「コントラスト」であると推定しています。もちろん、調整の挙動からの推定でソフトの作者から聞かないと確実には分かりません。Dibas のように「トーンカーブ」が表示されている場合ははっきりしています。

 Dibas の「明るさ」「コントラストのトーンカーブを見てみましょう。

bc001.jpg
 スライドバーを動かして、明るさの値を明るくなるように設定すると「トーンカーブ」が左に平行移動し、ハイライト部が増え、シャドウ部が明るくなります。白トビになり、コントラストが低下します。

bc024.jpg 
明るさを減少するとシャドウ部が増え、ハイライト部の明るさが減少し、シャドウ部が増加します。
黒ツブレとコントラスト低下がおきることになります。

bc002.jpg
コントラストのスライドバーを動かしてコントラストを強くすると、トーンカーブの勾配が立ち、ハイライト部とシャドウ部が増加し、白トビ、黒ツブレが発生します。

bc025.jpg
コントラストを弱くすると、トーンカーブの勾配が寝て、ハイライト部が暗くなり、シャドウ部が明るくなって、コントラストが弱くなります。


今度は、Pixia の「明るさ」「コントラスト」のトーンカーブを見てみましょう。Pixia は「明るさ」「コントラスト」を調節すると「トーンカーブ」のパターンが表示されます。「明るさ」のトーンカーブは「ガンマ補正」のトーンカーブです。Dibas などのトーンカーブとは異なります。したがって、Pixia には「ガンマ補正」という調整項目はありません。
11月の JTrim では、「ガンマ補正」を使います。

bc003.jpg
 この「明るさ」のトーンカーブは「ガンマ補正」の弓なり型のトーンカーブです。ハイライト部、シャドウ部の増加はなく、白トビ、黒ツブレは発生しません。

bc004.jpg
この「コントラスト」のトーンカーブは「S字型カーブ」と言われるコントラストの調整法で、やはりハイライト部、シャドウ部の増加はなく、白トビ、黒ツブレは発生しません。



 Pixia による「明るさ」「コントラスト」は一般の「明るさ」「コントラスト」とは異なります。12月に Pixia の講義を行いますので、確認してみて下さい。

 その他、14種類のフリーソフトをチェックして見ましたが、今までに述べたフリーソフトと少し挙動が違うような感じです。

 そのうちの Image Analyzer はトーンカーブが表示され、今までのトーンカーブのパターンとも異なります。次回、説明します。






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2005年10月27日

明暗を「明るさ」で調整してはいけない!

 ViX の講座で、「明るさ」「コントラスト」で画像レタッチを行いました。 「明るさ」で調整してはいけない! のなら最初からそういってくれよ!と言われそうですが、11月からは JTrim を使って、「明るさ」「コントラスト」による調整を行わない新しい画像レタッチ法を学びます。「ガンマ補正」と「ノーマライズ」でレタッチします。詳しいことはメルマガで解説しています。ここでは、「明るさ」「コントラスト」調整について考えて見ます。

 しかし、「明るさ」「コントラスト」による調整が全く、駄目なわけではありません。
この画像レタッチ法の意味と限界を知った上で使えば良いと思います。画像レタッチに対する要求がそれほど強くなく、一寸した調整が手軽にできればよいという方はこの方法でも良いと思います。
この方法の限界と言うか問題は、過度に調整すると、白トビ、黒ツブレが発生し、コントラストも弱くなります。きれいに撮れた写真を微調整する程度でしたら問題なく使用できるのではないでしょうか。使い方としては。必ず、「明るさ」と「コントラスト」を使って画質のバランスを撮るようにしてください。単独で使用すると、上記のような問題がおきやすいと思います。

 11月から講義する JTrim は一番使われている画像レタッチフリーソフトですが、「明るさ」と「コントラスト」で調整されている場合が多いようです。
大谷明弘著「3時間でわかる、はじめてのデジカメ写真」明日香出版社 でも JTrim によるレタッチ法として「明るさ」と「コントラスト」の解説をしています。

 一方、若干、専門的な立場からは問題ありという指摘もあります。
 「明るさ」と「コントラスト」の弊害
 この機能は使用しないよう強くご注意します!という強い指摘もあります。
 トーンカーブに依らないコントラスト/明るさ・コントラスト調整の弊害について

 この講座でも Dibas というフリーソフトを使って、「明るさ」「コントラスト」調整の中身について解説しています。
 Dibas による「明るさ」と「コントラスト」の調整

 自分がどういう方法を使うかは、この講座のなかでいろいろトライして見てください。

 ここで、もう一つややこしいのは、ソフトによって、どうも「明るさ」と「コントラスト」の中身が違うのです。これは次回、説明します。


 
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2005年10月11日

マイクロソフト・デジタルイメージ2006無償版の機能

デジタルイメージ2006」の体験版をダウンロードし評価していましたが、30日で期限が切れ、無償版になりました。

機能は、予想通り、
カラー自動補正、露出自動補正、コントラスト自動補正、レベル自動補正、カラーバランス、明るさとコントラストなどが残りました。
画像レタッチには、そこそこ使えると思います。詳しくは下記をご覧下さい。

  http://digiehon.client.jp/di2006/di2006f.swf

 なお、マイクロソフトは、Acrylic (英語版のみ)というグラフィックソフトを無償公開しています。これを含めて、マイクロソフトのグラフィック関係ソフトがどう展開していくのか関心のあるところです。もっとも、私はフリーソフトで充分ですから、市販ソフトを買うつもりはありませんが、マイクロソフトがこれらのソフトをライバル潰しのため、無償公開あるいは新しいWindows OS に組み込むようになると面白いなと思っています。
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夜の恐竜 続

 自動のまま撮ると、ストロボが発光して下のような写真になり、不自然ではありますが、夜の写真はこういう写真が多いので、かえって夜らしく感じるかも知れません。一応、レタッチして見ます。部分的に選択してレタッチしたほうがいいかも知れませんが、面倒なので、そこまではやりません。なにせ、「ドンガバチョ」理論ですから。

4906.jpg

 「明るさ」で調整しても調整しきれません。
4906b.jpg

 「ガンマ補正」ではまあまあです。
4906g.jpg

 レベル補正「エコライズ」 平均化により背景も出ています。
4906e.jpg

 レベル補正「ノーマライズ」
4906n.jpg

 昼間撮ると、こんな風に撮れます。逆光気味なので、「エコライズ」で
白トビを少し抑えています。
5087e.jpg

 ちなみに、この恐竜は、福井県の越美北線の終点 九頭竜湖駅前にいます。
休日などは、時々動いて鳴いています。
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2005年10月10日

夜の恐竜

 先日、旅行に出かけた時に、暗くなってから休憩した場所に恐竜がいました。
早速、「暗いところではストロボを使うな!」ということで、ストロボなしで撮ってみました。シャッター速度は1/8です。少し、無理だったようで殆ど写っていません。(自動のまま撮りました。)

4905.jpg

 そこで、次の講座で始めるJTrimの予告編として、色々いじってみました。

 まず、「明るさ」で調整!「明暗は明るさで調整するな!」の分かりやすい例になりました。
4905b.jpg

 次に、「ガンマ補正」を使って見ました。これだと、シャドウとハイライトが残ります。割と自然な感じです。
4905g.jpg

 今度は、「エコライズ」(平均化)で、レベル補正をしてみました。
4905e.jpg

 次に、同じレベル補正で、「ノーマライズ」(正常化、正規化)をしてみました。レベル補正もこれだけ極端な画像だと、いずれも不自然な感じになってしまいますが、画像が見えるようになりました。「ノーマライズ」は講座で説明します。
4905n.jpg

 どの画像がいいでしょうか。好みもあると思います。フィルムカメラでは、救いようのなかった写真も画像レタッチでなんとか見られるようになります。
もちろん、デジカメで撮るときにもうちょっときちんと撮ったほうがいいかも知れませんね。

 ストロボで撮った写真、昼間に撮った写真もありますので、また掲載します。
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2005年10月04日

「簡単デジカメ画像加工」のサプライズ

 今週、「簡単デジカメ画像加工」のサイトに関して、スモールサプライズが三つありました。

1.「簡単デジカメ画像加工」メルマガが堂々?のランクイン!
 「メールマガジン発行部数ランキング」の先週のカテゴリーランキング(インターネット・パソコン/ソフトウェア/画像作成・処理・加工)で、発行部数272部で堂々の2位に入りました。1位は、私も愛読している「フリーソフトで楽しむデジカメ写真」で部数は実に5400部です。1位との差があまりにも大きいので、「オッ!」と「ガクッ!」の混じったサプライズでした。今週は3位に落ちました。
なお、「メルマガ発行部数ランキング」のカテゴリーランキング(ソフトウェア)は、32位でした。
 始めて、メルマガを出して、特にメルマガ部数増加の手を打たなかった割には健闘したようです。部数が多いから、どうというわけでもないのですが、やはり、やりがいが出てきますから、次は4桁を目指したいと思っています。
メルマガのサイトは下記です。あなたも部数増加に1票を投じてくれませんか!
http://www.mag2.com/m/0000167419.html

2.「簡単デジカメ画像加工」ブログが地域ポータルサイトの「ご近所ブログ」に掲載!
 イイね!とうのうの「東濃ひろば」の「ご近所ブログ一覧」に「簡単デジカメ画像加工」とあったので、最初は同名のブログがあるのかなと思ったのですが、自分のブログなので驚きました。誰かが掲載してくれたのでしょうか?これが二つ目のサプライズ!

3.「簡単デジカメ加工」メルマガを広報誌に掲載したが・・・
 「BunBunねっと」(多治見市の生涯学習広報誌)に掲載してもらったのですが、メルマガのアドレスが間違っていて、その上に問合せ先のメールアドレスも間違っているという念の入れようで、折角、地元の読者を獲得しようとしたのに、空振りに終わって「ガックリ!」これが三つ目のサプライズ!

「簡単デジカメ画像加工」は下記の三つのサイトがリンクしています。
http://blog.mag2.com/m/log/0000167419
http://digiehon.client.jp/
http://digiehon.seesaa.net/ (このブログ)

 画像加工の見本には、多治見の風景(永保寺)を使って、多治見をPRしています。ローカルカラーと言うのも、メルマガの特徴として面白いと思っているのですが、読むほうは、美人の写真などがいいかも知れませんね。周りには美人が一杯いるのですが、レタッチの見本には使わせてくれないと思います。
posted by kawamasa at 12:14| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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